買物ランデブー（影複製）

複岩についてみんなが思ったであろう事について。

よろしければ、続きからどうぞ。

『な、なんというか、その格好は・・・。』






ものすごく目のやり場に困る。






買物ランデブー






ちらちらと無防備に晒される胸板。


誘っているのか？誘われているのか？！


『・・・風邪を引くといけない。その、何か下に着るなどした方が良いのではないか？』


『・・・ぼくはロボットだから、そんな人間みたいなことは起こらないぞ。』




それもそうだ。



『・・・最近はどこにでも変質者はいるからな。その予防に・・・。』


『ぼくは男性型だし、第一、戦闘用だ。』


『もしもの事という場合も・・・。』


『それはない。・・・狙われるなら本物のロックマンの方だろう。・・・コピーなんて、誰もいらない。』




またいつもの癖だ。



『自分のことを悪く言うな。お主が思っているほど、お主は、・・・悪くもない。』


『・・・お世辞として受け取っておくよ。』


『せっ、世辞ではない、俺は本気で・・・！！！』


『一人称。』

指摘されて初めて気付いた。




『と、とりあえずだな・・・。』

コホン、とわざとらしく咳をする。


『・・・下に何か着るだのしろ。見苦しいぞ。』


『・・・分かったよ。着ればいいんだろ？
でも、まいったなぁ・・。何を着ればいいんだろう・・・。』



予想が当たる。



『せ、拙者でよければ、買い物に付き合うが・・・。』


『ぼくは着せ替え人形じゃないからな。』


そう言って、面白そうに笑う。


『・・・あまり変な服は勧めるなよ？』


『心得ている。』






今日は二人でデートと洒落込もうか。











『・・・で、その格好で出掛けるのか・・・。』


『仕方ないだろ・・・。バレないように、帽子を被って、目の色変えるくらいしか出来ないし。
それに、これしか上は持ってないんだから。』