腐女子丸出しのブログ。ほぼマイナーCP推奨です。
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続き物です。
それにしても、空中庭園って何するとこなんだろ・・・?
よろしけば、下へどうぞ。
『空中庭園なんて初めて来た。なんかすげーな、ココ。』
『そ、そうか?』
『初めてだったら迷いそうになるよな。
・・・だからさ、せいぜい頑張ってエスコートしてくれよ?』
からかい口調で言ってみる。
途端にまた赤くなる顔。
『・・・分かった。』
本当に律儀なヤツだ。
ジャイロマンは物知りだった。
まぁ、当然か。
ここで働いてるんだし。
『・・・なぁ、何でここで働いてるんだ?アンタ、たぶん戦闘用、だろ?』
『それは、その、博士、・・・俺を造ってくださった方が、借金があって・・・、それで・・・。』
『・・・大変なんだな。』
『・・・まぁ、楽しいし。』
ジャイロマンは色々な事を、俺に教えてくれた。
『・・・あのさ、・・・俺のコトは知りたくないワケ?何か俺ばっかだし。
別に少しくらいなら教えてやるよ?あ、そだ。もう一つ聞きたい事があるんだけど。』
『・・・何だ?』
『好きなヤツでもいんのか?』
空気が凍る。
時間が止まる。
『いや、あのさっ、深い意味は無いんだけど、何ていうか、その、気になって・・・。』
何言ってんだ、俺は。相手はまだ会ったばっかだぞ!?
『・・・ごめん、忘れてくれ。』
馬鹿じゃないのか。
『いる。』
不意に声がした。
ジャイロマンが、真っ直ぐに俺を見つめていた。
真剣な顔で。
必死に。
『その子、つい最近会ったばっかなんだが・・・。それが俗に言う、一目惚れ、ってやつで・・・。
その子のコト考えると、すごいドキドキして・・・。』
『・・・へぇ。・・・どんなヤツ?』
好奇心に駆られて詳細を尋ねてしまった。
自己嫌悪。
『目が綺麗で、少し天然子悪魔で、笑うとすごく可愛くて・・・。』
『ベタ惚れなんだな、そいつに。』
『・・・あぁ、・・・大好きだ。』
そう言って、はにかむように笑う。
何故か、そいつが少し羨ましくなった。
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