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『キス?』
クラッシュは目を瞬かせて言いました。
『何それ。知らない。』
やはり、クラッシュは知ってはいませんでした。
『口とな、口を合わせるんだ。』
フラッシュは、はやる気持ちを押さえて言いました。
『習うより慣れろ。やった方が早い。』
唇に温かいものが触れたかと思うと、すぐに離れました。
『はい、お終い。あと、目ぇ閉じろ。・・・やりにくい。・・・どうだ、分かったか?』
『・・・うーん・・・。よく、分かんない・・・。フラッシュ、もっとやって。』
触れる程度のキスが何回か続いた後、フラッシュが言いました。
『じゃ、次行くぞ。』
『え、まだあんの?』
『当たり前だ。それに、まだ全然、気持ち良くないだろ?』
そう言われれば確かに、そうでした。
『でも・・・。』
『もっと大人な、コトだぞ?』
大人、という言葉に、クラッシュはすぐに反応しました。
クラッシュは大人、という言葉に弱いのです。
元々顔つきが幼く見え、それが少しコンプレックスだったのもありますが、彼はロボットなのです。
いくら彼自身が願おうと成長するハズがありません。
それ故、クラッシュは大人、ということに憧れるのです。
『・・・やる。俺、もっと知りたいもん。』
『分かった。』
軽いキスから初め、徐々に深く激しくなっていきます。
舌を絡ませそれに応え、息をする暇も無く、翡翠の眼を潤ませて、
ただ貪欲に快楽だけを貪ろうとするクラッシュの姿は、フラッシュをさらに欲情させます。
二人分の唾液が混ざり合った滴が糸を引き、やがて、離れました。
クラッシュは朦朧とした意識の中、それでも快楽を感じていました。
フラッシュの舌が動く度、電気が流れたように身体が跳ねてしまっていて、
気が付くと、一旦収まりかけていた性器が再び勃ちあがっていました。
『きもちよかった・・・。みて、ココ、こんなになってる・・・。キモチイイとこうなるんだろ?
・・・フラッシュ、昨日みたいに、なりたい・・・っ。きもちよくなりたい・・・っ。
どうしたら、いい?おしえて、フラッシュ、おしえて・・・!!!』
その言葉を待っていました。

