腐女子丸出しのブログ。ほぼマイナーCP推奨です。
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続き物です。
これで完結です。
よろしければ、下へどうぞ。
・・・その後のことはよく覚えていない。
多分、しどろもどろになりながら言い訳して、よほど必死に頼み込んだんだと思う。
名前、教えてくれたんだ。
コマンダー・ヤンマーク。
それがその子の名前。素敵な名前だろ?!
もちろん俺も名乗ったんだ。
『・・・で、何の用、・・・ジャイロ、マン・・・?』
幸せだった。すごく幸せだった。
名前呼んでくれたんだぞ!!!
ジャイロマンって!!!俺を見ながら!!!
・・・つい興奮した。話を戻す。
まさかそこで、
女の子だと思って一目惚れしました。
君が男だと分かっても、分かっていても、まだ好きです。どうか俺と付き合ってください。
なんて、言えねぇよ。言ったら引かれるし、引くし。
そこでだ、俺は考えた。
『そ、空、俺の他に飛んでる奴もいるんだ、珍しいなぁーっと思って・・・。』
俺にしては良い言い訳だろ。その間、三秒もないんだぜ。
『・・・それで、とりあえず声をかけてみたと。』
『・・・あぁ。』
『・・・そんだけ?もう他に用が無いなら俺は行くけど。』
『あ、ちょ、ちょっと待って!!!』
『・・・何?』
『えっと、その、・・・あの、今度、空中庭園に来ない?!俺、そこで働いてるんだ!!!』
『・・・何で俺が、行かなきゃいけない、・・・ワケ?』
確かにそうだ。
うん、そうだ。
『っ、ご、ゴメンっ!!!』
『あっ、お、おい!!!』
いたたまれなくなってその場からフルスピードで逃げ出したんだ。
絶対、変なヤツだと思われたぁぁぁ!!!
嫌われちまったぁぁぁ!!!
そんときのこと、思いだすと、ぁぁああああってなって、胃がキリキリ、する。
・・・今も、痛てぇ・・・。胸も痛てぇ・・・。
こんなことならいっそ、会わなければ良かったのに!!!
それで基地に戻った俺は何を思ったか、スターの野郎に喋っちまった。
そのときの俺は絶対にどうかしてた。
時既に遅し。
話しちまったんだよ。よりによって、スターに。
そしたらアイツ、何て言ったと思う?
『逢ふことの絶えてしなくはなかなかに、人をも身をも恨みざらまし、・・・かな?』
泣きたくなるぐれぇに意味解んねぇよ・・・。
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