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たまには、ほのぼのを書いてみようかなと。
前の作品を読んでからじゃないと分かりにくいかも。
若干、下品。
よろしければ、下へどうぞ。
キスしようとしたら、止められた。
キス。
「ちょっと待て。俺は確かにオリジナルに手を出さない代わりに、
本当にその代わり―俺を好きにできるとは言った」
「うん、そだね。それがどうかしたの?」
「どうかしたの?じゃねーよ!!!だからってキスはねーだろ、キスはよぉっ?!」
「俺は別にいいけど?ホロくんはキス嫌いなの?」
「そういう問題じゃねーんだよ、こっちは!!!
大体、キスってもんは好きなヤツとするもんだろ?!
おかしいんじゃねーの、お前!!!」
・・・つまり、ホロくんは俺の事を好きな訳ではなくて。
どっちかっていうと、キライな訳で。
「・・・何?ホロくん、そーゆーの気にするの?いーじゃん、別に。減るもんじゃないし。
ヤることヤってんだからさぁー、今さら恥ずかしがんないでよ」
ワザとふざけた口調で言う。
「恥ずかしがってんじゃねーよ、引いてんだよ。
お前もトードとか好きなヤツいんだろ、トードとか。俺じゃなくて、そっちの狙えよ。
・・・そういうのは、本当に好きな奴まで、とっとけよ」
「・・・ホロくんは俺のコト、嫌い?」
「どっちかっつーと、キライだけどな。
・・・いいか、あとこれだけしか言わねーぞ。
俺は、キスっていうのは本当に本当に、好きな奴とするもんだと思ってんだよ!
だから・・・それをお前にも当て嵌めただけだ。
ま、お前は見てのとーり、節操なしだからな。どーだか、知らねーけど」
・・・言いたいことは分かった。
でも。
ホロくんの目を見て言う。
「本命が二人いちゃ、いけないの?」
反応を窺う。
「はぁ?何言ってんだ、お前。相手に失礼だろーが、そんなの」
ぽかんとした顔で、俺の顔を見る。
ちゃんと、伝わって、る?
「・・・ホロくーん、意味、分かってる?」
「だから、お前にはトードの他にもう一人好きな奴がいるって話だろ?
不幸なヤツだな、ソイツ。カワイソすぎるだろ」
確かに、そうかもね。
「・・・ほっぺならキスしてもいい?あ、これ、お願いだから。
強制じゃないからね。後、どうなるか知らないけど」
「・・・・・・卑怯なヤツめ」
「じゃ、遠慮なくー」
『本命』 が二人って、そんなに悪いコト?

