腐女子丸出しのブログ。ほぼマイナーCP推奨です。
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続き物です。
これで完結です。
『・・・今日は、その、・・・来てくれてありがとう・・・。』
時刻は夕方。
閉園を告げる曲が鳴り始める。
金と銀をバックミュージックに最後の会話。
『・・・暇だったから・・・。
こっちこそ、ありがとう。急に押しかけたりして・・・。・・・迷惑、だったろ?』
急に顔色が変わる。
『と、とんでもない!!!むしろ、うれしっ・・・。』
しまった、とでも思っているのだろう。
言葉が不自然に途中で途切れる。
青くなったかと思えば、俯いて赤くなる。
なんて分かりやすい。
見てて飽きない。
『・・・今日は、楽しかった。』
『・・・そうか。』
『恋、叶うといいな。』
『・・・あぁ。』
それ以上、何も言えなくなってしまう。
二人の間を静かにワルツだけが流れる。
『 『 あっ、あのさっ!!! 』 』
声が重なった。
『そ、そっちから先に言ってくれないか・・・?』
気まずそうにジャイロマンが言う。
俺だって気まずい。
『・・・あ、あのさ、・・・ワルツでも、踊んねぇ?』
だって、こんな馬鹿げたことを言おうとしていたのだから。
『野郎同士だし、つまんねーし、しょっぱすぎるかも知れねーけど、何かデカイ思い出、作りたいんだ。
きょ、協力、して、くれないか?』
本当に今日はどうかしてた。
手と手を取り合ってのワルツ。
空中でのステップを軽やかに踏む。
『・・・男同士って、やっぱしょっぺーな・・・。なぁ、ジャイロ?』
恥ずかしさを隠す一心で、名前を呼んでみる。
また赤くなった。
ついでに、こっちも余計に恥ずかしい。
『あぁ、そうだな、・・・ ・・・ヤンマーク。』
不覚にも、ときめいた。
だって、だって、急に真顔で言ってきやがったから!!!
不可抗力だ、不可抗力!!!仕方ないだろ?!
『 『 あ。 』 』
落下。
手が触れた。
『だ、大丈夫かっ?!』
手をつかまれた。
熱が上がった。
『・・・ぁ、あぁ・・・。』
何なんだ、これは・・・?この気持ちって・・・。
・・・まだ気付かないことにしておいてくれ、頼むから。
帰る途中に大事な事に気が付いた。
まだそういえば、謝ってねぇし、理由も訊いてなかった。
・・・次、行った時に言おう、絶対に。
それに、・・・また、会いたい。
確かめたいんだ、この気持ちを。
・・・ワルツが原因で恋に落ちたなんて、あまりにちゃちすぎて笑える、だろ?
これで完結です。
『・・・今日は、その、・・・来てくれてありがとう・・・。』
時刻は夕方。
閉園を告げる曲が鳴り始める。
金と銀をバックミュージックに最後の会話。
『・・・暇だったから・・・。
こっちこそ、ありがとう。急に押しかけたりして・・・。・・・迷惑、だったろ?』
急に顔色が変わる。
『と、とんでもない!!!むしろ、うれしっ・・・。』
しまった、とでも思っているのだろう。
言葉が不自然に途中で途切れる。
青くなったかと思えば、俯いて赤くなる。
なんて分かりやすい。
見てて飽きない。
『・・・今日は、楽しかった。』
『・・・そうか。』
『恋、叶うといいな。』
『・・・あぁ。』
それ以上、何も言えなくなってしまう。
二人の間を静かにワルツだけが流れる。
『 『 あっ、あのさっ!!! 』 』
声が重なった。
『そ、そっちから先に言ってくれないか・・・?』
気まずそうにジャイロマンが言う。
俺だって気まずい。
『・・・あ、あのさ、・・・ワルツでも、踊んねぇ?』
だって、こんな馬鹿げたことを言おうとしていたのだから。
『野郎同士だし、つまんねーし、しょっぱすぎるかも知れねーけど、何かデカイ思い出、作りたいんだ。
きょ、協力、して、くれないか?』
本当に今日はどうかしてた。
手と手を取り合ってのワルツ。
空中でのステップを軽やかに踏む。
『・・・男同士って、やっぱしょっぺーな・・・。なぁ、ジャイロ?』
恥ずかしさを隠す一心で、名前を呼んでみる。
また赤くなった。
ついでに、こっちも余計に恥ずかしい。
『あぁ、そうだな、・・・ ・・・ヤンマーク。』
不覚にも、ときめいた。
だって、だって、急に真顔で言ってきやがったから!!!
不可抗力だ、不可抗力!!!仕方ないだろ?!
『 『 あ。 』 』
落下。
手が触れた。
『だ、大丈夫かっ?!』
手をつかまれた。
熱が上がった。
『・・・ぁ、あぁ・・・。』
何なんだ、これは・・・?この気持ちって・・・。
・・・まだ気付かないことにしておいてくれ、頼むから。
帰る途中に大事な事に気が付いた。
まだそういえば、謝ってねぇし、理由も訊いてなかった。
・・・次、行った時に言おう、絶対に。
それに、・・・また、会いたい。
確かめたいんだ、この気持ちを。
・・・ワルツが原因で恋に落ちたなんて、あまりにちゃちすぎて笑える、だろ?
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