Snake’s daydream about the land of dreams.２

続き物です。
蛙の訛りが分からなかった結果、標準語になりました。
でも一人称はオラ。

そして王道ネタ。

よろしければ、下へどうぞ。










湯気がたちのぼる白い粒に、野菜中心のオカズ。

『おはよう。』


にっこりと微笑むトードくんがいた。
ピンクのエプロンをつけて。


『・・・ピンクのエプロンって誰の狙いだよ・・・。』

もちろん、俺の。
ドストライクです。


『っ、・・・犯罪的に可愛い・・・。』

そっとトードくんの手を取り、優しく握る。


『食べる前に俺と運動しない？』

『とっとと飯食えよ！！！』

そしたら、ホロくんに頭を叩かれた。






口内に広がる素朴な味。


『口に合うといいんだけど・・・。』

『おいしいよ、とっても。』

『良かった。一生懸命作ったから・・・。』

『そんな事言うと、またコイツ、調子に乗るぞ。』


ぶっきらぼうにホロくんが言う。

『何だよ、ホロくんつれないなー。
美味しいものを美味しいって言っただけじゃん。』

『・・・うるせー。』

何だかやけにソワソワしてる。

チロチロ俺の方を見て、赤くなったり、溜息をついたり・・・。



そして、気付いた。

少し焦げている玉子焼きがあることに。


これは、もしかして。


『これ、ホロくんが作ったの？』

途端に飛び上がる。


『ちっ、違う！！！俺がそんなこと・・・！！！』

『あ、それはね、ホログラム君がスネーク君のために・・・。』

『トード！！！』

『・・・もう聞いちゃったもん。
何、ホロくん、俺の為にわざわざ作ってくれたの？玉子焼き。』


『・・・どうせ、俺は料理なんて出来ねーよ。
色も悪いし、形だって、崩れてるし、所々、焦げてるし・・・。
トードみたいに上手く作れなかったんだよ。
・・・お前は美味いモンだけ食ってりゃあ、良いんだよ。』


こういうのって、すごく良くね？



『俺の為に作ってくれたんでしょ？
食べるよ。ホロくんが俺だけの為に作った玉子焼きなんでしょ？食べない訳、ないだろ？』


『・・・腹壊しても、知んねーからな・・・。』





そうそう、こういう会話がしたかったんだよ！！！

こんな甘ったるい！！！