腐女子丸出しのブログ。ほぼマイナーCP推奨です。
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時間が空いてしまいましたが、続き物です。
ホロくんにセクハラしたい。
『でもさー、ジェミニはどうすんの?
ホロくんが居なくなっちゃったら、アイツ心配するよ?』
腕をつかまれたまま尋ねる。
『…それはもう言ってきたから……大丈夫……』
下を向きながら答える。
『とりあえず、誰かの部屋に行ってくるって、そう伝えといた……』
『他のにも泊めてって頼んだの?』
さらに赤くなり、ふるふると俯きながらも首を振る。
『じゃあホロくんは、最初から俺を頼ってきてくれたのかー、うれしいなぁ。
ねぇ、何で?何で俺を頼ってきてくれたの、ホロくん?』
『……お前になら伝染しても別にいいと思った』
『ホロくん、それひどい…。しかもそれ、顔赤らめて言うことじゃないし……』
『…あと、お前は絶対、断らないって思ってたから……』
『それは嬉しいけど、前者は傷つくなぁ…。まぁ、でも、さ、ホロくん。
そんな格好でここに来たってことはさ』
壁越しに体を追いやる。
いつの間にか解放された方の手で耳を、もう一方の手でしっぽを撫でる。
『こういうコトされるかもしれないんだよ?』
ホログラムの体がはねる。
『あっ?!さ、さわっちゃ……!!!』
『やっぱココも性感帯?』
しっぽを扱き、耳を愛撫する。
その度に、いつもとはまた違った甘みを帯びた声が漏れる。
『ふぁっ…、や、そこはっ……!!!』
『それとも、こういうコトされるの承知で俺んトコ来たの?ホロくんは』
『ふっ、あ…っ!!!ス、スネーク……!!!』
『ハイ、終了ー』
手を動かすのを止めるのと同時に、力なく壁に寄りかかりそのまま座り込む。
『……やっぱ猫耳としっぽは性感帯なのか』
少しやりすぎたかと思って、震える耳を優しく撫でてみる。
『ホロくん、後悔してない?…戻んなら今の内だよ?……俺、我慢できないよ?』
本物の猫を愛でるように、喉元をくすぐりながら触る。
『…そんなモン、とっくに承知で来てんだ。…いまさら後悔なんてしねぇよ』
それが心地良いのか惚けた表情で、しかしながら、ボソッと言う。
『食べられちゃってもしらないよ?』
『猫が蛇ごときに喰われるワケねーだろ』
喉元を撫でられるくすぐったさにホロくんが笑う。
つられて俺も笑う。
『それじゃあ、よろしくね、ホロくん』
笑いながら俺はそう言った。
『あ、そだ、折角だから寝る時は一緒に寝ようね、ホロくん』
『それだけは絶対に遠慮しとくわ』
『えー…』
『第一、そんなスペースねぇよ、狭いだろ』
『分かってないなーホロくん、その狭さがいいんだって』
『変なヤツだな』
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