ある意味、これも（蛇ホロ）

王道の媚薬ネタ。

Ｒ－１８とさせていただきます。

よろしければ、下へどうぞ。

いつものごとく、続きます。









ある意味、これも





薬の効果はてきめん、だった。





『俺さー、普段は素っ気無いっていうか、冷たいっていうか、
反発してくるんだけど、エッチのときは
すごく淫乱で素直な子も、好きなんだよね。』


『だから何だ。回路でもブッ飛んだのかよ。』


『そうそう、そんな感じ。
で、エッチのときには、すごく淫乱、と。』


『俺は違う。』


『うん。俺もそう思う。
だって、確かにすごく感じてくれるんだけど、
もっと、とか、気持ちいい、とか全然言ってくれないじゃん。ね？』


『ね？じゃねーよ、この変態！！！
何が悲しくて、そんなこと言わなきゃいけねーんだよ！！！
俺らの関係は、そんな甘ったるいもんじゃねーだろ！？
ギブアンドテイクだ、ギブアンドテイク！！！
お前は、俺を好きに出来る代わりに、オリジナルには手を出さない。
俺は、身体をお前にやる代わりに、オリジナルを守ることが出来る。
間違っても、恋とか愛だとかそんなもんは含まれちゃ、いねーんだよ！！！
分かったか、このヘビ野郎！！！』


早口でまくしたて、最後に暴言を吐くことも忘れない。


『俺はちゃんと好きだよ、ホロくんのコト。
今でも、ちゃんと構ってくれてるし。
ホント、ジェミニが羨ましいよ。』




本当に。

羨ましい。


こんなにも、ホロくんに愛されていて。



『本当は、ホロくんにも俺のコト、好きになってもらいたいんだけど、
さすがにそれは無理だよね。
だって、ホロくん、ジェミニ一筋じゃん。』


『当たり前だ。・・・俺はオリジナルのホログラムだからな。』


柔和な笑顔。

俺には決して浮かべない表情。





何故だかイラついて、強引に話を戻す。

『でさ、それでホロくん、俺の好みにかなり近いんだよね。
あと、ちょっとなんだよ。惜しいなぁ。』


『テメーの好みなんざ、知るか。
勝手に言ってろ、勝手にしてろ。』


『・・・勝手にしていいんだ。』





かねてから用意していた薬。

一度試してみたかったんだよね、こういうお薬。





本当にヤっちゃうよ？