title="ATOM" href="http://11924192.blog.shinobi.jp/ATOM/"> シュガーBWB 二人遊び 4 忍者ブログ
腐女子丸出しのブログ。ほぼマイナーCP推奨です。
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続き物です。

これで完結です。









あの日、戦いに負けたクラッシュは生き延びた。




記憶回路に損傷を負いつつも。




今、クラッシュの記憶の中には『家』で暮らし始めるより、
以前の記憶は存在しない。


みんな、失ってしまったのだ。

最愛の弟であり、恋人であったフラッシュのことも。



今のクラッシュは造られた時と同じ状態だ。
無垢で、何も知りはしない。



俺以外は。





クラッシュが何も覚えていないことを知ったとき、
驚きや悲しみと一緒に、ある誘惑が頭をよぎった。



クラッシュを自分のモノに出来る。



ずっと望んでいた、夢に見ていたコトが現実にすることができる。
この誘惑に勝てる奴が、この世に果たしているだろうか。




俺は勝てなかった。

理性に歯止めがきかなかった。

俺はクラッシュを犯した。

何も分からず、泣き叫ぶクラッシュに対して、
罪悪感を覚えながらも、行為を止めなかった。

元から感度が良いのか、それとも、仕込まれていたのか、
クラッシュはすぐに溺れていった。







俺は後悔はしていない。


『クイック。』


クラッシュの俺を呼ぶ声がする。
近くにいるハズなのに、遠くから声が聞こえた。


『また明日もいっぱい、しような。』


きっと、クラッシュは笑っているのだろう。
穢れを知らない無邪気な笑顔で。


『あぁ、いっぱい、な。』


そう返してやると、安心したように抱きついてくる。


『大好きだぞ、クイック。』


『俺もだ、クラッシュ。』


じっ、と見つめあい、触れるだけのキスをする。


きっと明日もこんな感じなのだろう。






『家』には俺とクラッシュの二人だけ。

もう誰も邪魔をする奴はいない。




時間を止められるアイツも誰も。




俺達の世界には存在していない。








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