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長く間が空きましたが、まだ続きます。
速のターンはヤラシイ初々しさを目指したいと思います。
道具使用表現がありますので、ご注意ください。
よろしければ、下へどうぞ。
クラッシュが寝苦しさを覚え唸っていると、上からやけに爽やかな声が聞こえてきました。
『よぉ、クラッシュ。とっとと起きろよ、もう朝だぞ』
『クイ、ック…?』
今は何時でしょう。
クラッシュが窓の方に目をやると、まだ外は薄暗く、静かでした。
『…おはよ。……早くね?』
『おう。待ちきれなかったからな』
『…何を?』
クラッシュは眠い目を擦りながら、多少不機嫌に尋ねます。
『え?!いや、その、なっ、何でもないっ!!!』
まだ完全に覚醒していないクラッシュも、これにはつい吹き出してしまいました。
『わっ、笑うことねーだろ?!』
『ごめん、ごめん…』
『別にいーけど…』
二人に完全に出遅れたクイックは、今日こそはと意気込んできたのです。
なんとも和やかな雰囲気が流れる中、クイックは言いました。
『なぁ、クラッシュ。…その、ハゲとかメタルにどんなコトを教わったんだ?
いや、あのっ、別に、やましい気持ちで聞いてるんじゃないぞ!!!』
『んーっとな、フラッシュからキスってやつと、
名前知らないけど、メタルのを舐めるやつ』
『なっ?!~~~っ、あのヤロー、美味しいとこ取っていきやがって…!!!』
『あ、あと、舐められた』
『はぁっ?!だ、誰にだ?!メタルにかっ?!』
『うん。俺、ビックリしちゃって、ヤダって言ったんだけど、やめてくれなくて。
それで、舌動かすから…口ん中で出しちゃって……。…しかも、メタル出したの飲むし。
それで、キライって言っちゃったんだけど、でもちゃんと、仲直りしたぞ?』
『クラッシュはエラいなぁ。…メタルは後でブン殴ってやる』
クイックは笑って答えます。
『でも、気持ちよかったぞ?ビックリしただけで』
『そうか…』
それが良いコトなのか、悪いコトなのか、クイックにはいまひとつ分かりませんでした。
『クイックも何か教えてくれるんだろ?』
『…おう。一応、持ってきてはあるんだけど。平気かな…?』
『持ってきてる?』
クラッシュがそう言うと、クイックは何やらを取り出し、手のひらに乗せました。
それは、とても可愛らしい ― ピンク色のローターでした。

