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最長フラグがたちました。
『気持ち良かったか。』
そう尋ねたのはメタルです。
『・・・うん。きもち、・・・よかった。』
クラッシュは素直に、自分が感じたことを話します。
『あの白いの、何・・・?』
クラッシュにはそれがさっきから、気になって仕方ないようです。
『・・・アレはな、精液だ。』
『せーえき・・・。』
『そ、精液。気持ちの良いことをした時に、出るものなんだ。
気持ち良かったんだろ?だから、出たんだ。
それじゃあ、精液が出るとき、何て言ったら良いか、・・・分かるか?』
『普通に、せーえきが出ちゃう、でいいんじゃないのか?』
『残念ながら、ハズレ、だ。それはそれで、良いかも知れないが。
正解は、イくだ。今度から使ってみるといい。』
『ふぅん・・・。あ、そうだ。
さっきのが終わったら、もっと大人なコト、教えてくれるって言ったよな!!!
さっきのより、もっと気持ち良い、のか?
俺、はやくそれ知りたい!!!』
好奇心に目を輝かせ、クラッシュは無邪気に言います。
三人は顔を見合わせ、そして、ほくそ笑みました。
『それじゃあ、クラッシュ。俺達の後ろについて来て。』
『分かった!!!』
クラッシュはワクワクしながら言いました。
一体どんな、自分が知らないコトを彼らが教えてくれるのか、楽しみで、楽しみで仕方が無かったのです。
そういう点では、クラッシュは彼らを尊敬していましたし、優しく接してくれる彼らが大好きでした。
もちろんクラッシュは、恋だとか、愛だとかについては一切、知りませんでしたから、
『大好き』というのも、友愛でのことでした。
クラッシュは、一度三人に『大好き』と言ってみたことがあります。
そのとき、彼らは何故だか悲しそうな顔をしたので、クラッシュはその言葉は、言ってはいけないのだと思い、以来、胸に秘め続けているのです。
いつか、皆と『大好き』と言い合うことが出来たらいいな、と思いつつ・・・。
そうして彼ら四人は、薄暗い森の奥へと消えて行きました。

