独占宣言 （熱木）

ウッドとクラッシュは可愛い。
クイックイケメンは空気読めない。

そんな話。


よろしければ、下へどうぞ。

独占宣言






『ウッドはいいお嫁さんになるな！！！』




クラッシュのその一言で、その場の空気が凍りついた。





『そうかなぁ・・・』

何の疑問ももたずに恥らうウッド。



何か言いたげにしているのが四人。



『だな！！！』

深く考えずに同意している馬鹿が一人。




どうしようか、この状況。



注意深く周りを観察し、判断する。



『じゃあ、ぼく、ウッドのお婿さんになる！！！』

せいぜい純粋そうに言ってみた、独占宣言。



そう言った瞬間に、メタルがすごく二ヨニヨしだした。



うわぁ、気持ち悪い。


そんなことをおくびにも出さず、続ける。



『いいでしょ、ウッド？』


『うん。いいよ。』


そう言って、はにかむように微笑むウッド。




ごめんね。






いいよ。

同意は貰ったからね。

こんな方法はちょっと、ていうか、かなり、卑怯だと思うけど。

けど、ぼくには。　これが一番、なんだ。






責任はちゃんと取るからね、ぼくの可愛いお嫁さん。