腐女子丸出しのブログ。ほぼマイナーCP推奨です。
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お題2個目。
今度は勇気を出して。
また缶を開けようと必死になっている兄の姿がそこにはあった。
いつものごとく、缶は変形していて、限界も近そうだ。
― このままだと、またいつもの展開になるよな・・・ ―
毎度、毎度同じパターンしか繰り返さなければ、嫌でも分かる。
― 素直に頼めば可愛げっていうものもあるんだろうが・・・ ―
頼って欲しいんだ、俺はお前に。
ちょっとは俺を安心させてくれ。
『・・・っ、仕方ねぇなぁ、俺がやってやるよ。』
ピタ、と動かすドリルが止まる。
『・・・ホントか?』
大きい邪気の無い瞳でこっちを見てくる。
― そんな目でみんな、落ち着かないだろ・・・ ―
呼吸を正し、さらに加える。
『あぁ、本当だよ。だから、これ以上こっち見んな。』
そう言うと、照れ隠しに缶を奪い取る。
そしたら。
『仕方ねぇなぁ、やらせてやるよ。』
ニヤニヤ顔でそう言ってきやがった。
『ん、なっ・・・』
口調を真似された事や、恥ずかしさで顔が赤くなる。
ふて腐れながらも缶を開けてしまう俺は、お前にかなり甘いらしい。
今度は勇気を出して。
また缶を開けようと必死になっている兄の姿がそこにはあった。
いつものごとく、缶は変形していて、限界も近そうだ。
― このままだと、またいつもの展開になるよな・・・ ―
毎度、毎度同じパターンしか繰り返さなければ、嫌でも分かる。
― 素直に頼めば可愛げっていうものもあるんだろうが・・・ ―
頼って欲しいんだ、俺はお前に。
ちょっとは俺を安心させてくれ。
『・・・っ、仕方ねぇなぁ、俺がやってやるよ。』
ピタ、と動かすドリルが止まる。
『・・・ホントか?』
大きい邪気の無い瞳でこっちを見てくる。
― そんな目でみんな、落ち着かないだろ・・・ ―
呼吸を正し、さらに加える。
『あぁ、本当だよ。だから、これ以上こっち見んな。』
そう言うと、照れ隠しに缶を奪い取る。
そしたら。
『仕方ねぇなぁ、やらせてやるよ。』
ニヤニヤ顔でそう言ってきやがった。
『ん、なっ・・・』
口調を真似された事や、恥ずかしさで顔が赤くなる。
ふて腐れながらも缶を開けてしまう俺は、お前にかなり甘いらしい。
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