月夜で君をいだけたら（影複製）

色々無茶しすぎた。
どっちかっていうと、影→コピー

ぬるいですが、若干表現注意。（暴力・エロ？）

よろしければ、下へどうぞ。









月夜で君をいだけたら




「国民的ヒーローと同じ顔とヤれるなんて、そんなチャンス滅多にないよな。」

それどころかある訳がない。





仕方ない。

全てはその一言で片が付く。




暗い路地に連れ込まれるのも。

服を剥ぎ取られ、肌を晒されるのも。

芋虫めいた指で、肌をなぞられるのも。

下卑な視線で犯されるのも。



全部、仕方ないと思った。





「せいぜい本物だと思って、楽しむことにするさ。」



「・・・何をしている。」

怒気を帯びた声がした。




「っ、何で抵抗しなかった？！お前ならできるだろう？！
俺が助けなければ、お前は今ごろ・・・。」

「仕方が無いと思った。」


だって、仕方ないじゃないか。


「・・・どういうことだ。」

「・・・彼らが、彼らが僕をどうこうすることで満足するなら、それで良いと思った。」

「・・・っ、お前は、もっと自分を大切に、しろ。」


途中から湿り声に変わる。


「・・・なん、で、お前が泣くんだよ・・・。」

「・・・お前は、お前は、・・・悔しくないのかよ。」

「・・・仕方ないと思うから。僕ならどうなってもいいと思った。だから・・・。」

「抵抗しなかったのかっ？！」



何が悪いのか、分からない。


でも、それ以上に。



何でお前が泣くのか、解らなかった。